
Resonator Banjo serial no.1
(2025年 冬 完成品)
・楓1pc ネック
・ホンジュラスローズウッド指板 (508R)
5弦7と9フレットに釘打
・663mm スケール
・ナット幅 30.5mm
・オリジナル MASTERTON(豚) 指板インレイ
・リゾネーター(楓1pc単板削り出し裏板+楓サイドウォール)、ホンジュラスローズウッドバインディング
・メイプル3pc リム (デュアルリムロッド搭載)
・Five Star planet banjo ペグ
・Five Star 20穴フラットヘッドトーンリング
・Five Star テンションフープ
・Prucha 1pcフランジ
・Kershner テールピース
・508R オリジナルブリッジ (ハードメイプル+リグナムバイタ)
・楓アームレスト(ネオジムマグネット搭載)
重量 5.34kg








1pc楓を使ったリゾネータ ーは通常のラウンド形状では無く、外周淵に 返し 加工が施されたアーチ形状に削り出されています。
リゾネーター、ネックのカラーは緑と黄色のグラデーションが特徴的なオリジナルの "グリーングラスバースト" 。
バインディングや突板のホンジュラスローズウッドの茶色との組み合わせが絶妙です。

着色前のリゾネーター
(↑)


ネックグリップは山の頂点が明瞭なシェイプで、ヘッド側ボリュートの中点とポット側ヒールの中点を直線で結んだラインを頂点とする非対称形状。
従来の山の頂点が、4~5フレットで斜めに蛇行する対称形状のネックとは握り心地が違います。
下側の画像は着色前の、楓本来の色です。削った感覚はメイプルより、硬く重い。杢の出方が不規則、不均一な為、加工が困難でした。(↑)


突板と指板はホンジュラスローズウッドを使い、白蝶貝を用いた MASTERTON (豚)、豚カツ インレイを施しました。5弦7と9フレットに釘打しています。
ヘッド形状は、ナット上で弦が直通できるようにペグを配置し、尚且つ2、3弦のペグを回し易いように等距離でアクセス可能なようにデザインしました。(↑)


508mmの指板 R と同じ R に加工されたブリッジ。ハードメイプルにリグナムバイタを組み合わせ、インレイを入れました。
リグナムバイタは最重量の木材で油分が非常に多いためか、どこか粘着質な反応を感じます。(↑)

当工房ではお馴染みのポッコリボリュート。ほぼ半球体まで成形したポッコリ度は99%です。癖が強く、硬い楓の加工は非常に困難でしたが、杢がより映える見た目となりました。
重いポットに対し、細く心もとないネックの強度を高めます。(↑)


デュアルコーディネーターロッドはロングナット仕様です。
(←)


リゾネーター内側は着色していない楓本来の色です。アーチトップギターの内側と同様にすり鉢状に掘削し、厚みを整えました。
単板ですので反り、型くずれ防止のために、同じ楓材でXブレイシングを組んでいます。
セラックで塗装を施しました。